賃貸物件ではトラブルはつきものです。
実は案外多いのが『大家さんと入居者さん』のトラブルです。今では、多くの物件は管理会社や不動産屋が管理をしています。
でも、昔ながらの大家さんが管理しているお部屋も少なくありません。管理会社が管理している場合は、会社の看板を掲げている以上、一定の管理基準が設けられています。
管理会社は入居者さんに長く住んでいただき、大家さんの賃貸経営をサポートする役割がありますから、入居者さん(借主)目線で入居後サポートしてくれることも多いです。
しかし、昔ながらの大家さんが管理しているところは、お部屋の管理はさまざまです。賃貸経営として管理に力を入れている人もいれば、そうではない人も。
そこで今回は、賃貸アパートでの大家さんと入居者さんでのトラブルの体験談を紹介します。お部屋をおさがし中の方は、『管理は大家さんですか?・管理会社ですか?』なんてご相談をしてみても良いかもしれません。
とりあえず賃貸の一戸建てを借りることに
- 大阪府 30代 女性
- ご夫婦 Hさん(仮名)の体験談
私たち夫婦は結婚予定を機にとりあえず賃貸の一戸建てを借りることになりました。賃貸物件が初めてで、入籍から新築マンションに入居するまでのツナギとして考えていました。
そのため、何も考えずに間取りと立地から選んだ少し古い賃貸の一戸建てだったのですが、最初のトラブルはすぐにやってきました。
初めてのトラブルは大家さんが勝手に入ってきた
主人がたまたまお休みで、平日家に居たんです。すると、玄関から物音が。不審に思い見ているとカギが開いて大家さんが入って来たというんです。
主人は激怒し大家さんからカギを取り上げました。主人が自宅にいたので良かったものの、もし私が一人の時だったら?誰も居ない時に入って来てたの?と考えると恐ろしくて仕方ありませんでした。
大家さんに『なぜ入ってきたの?』と問いただしたら、賃貸の一戸建てをきれいに使ってもらえているかが不安になったそうです。
いくら大家さんの持ち物とゆえ、賃貸で貸している以上、それは、、、。とあきれてしまいました。
設備のトラブルも
次のトラブルはキッチン。横の窓には入居時からヒビが入っており、その上に設置されていた換気扇も調子が悪く修理、交換をお願いはしたのですが大家さんには対応してもらえないまま、放置していました。
廊下側で窓には柵もあり、防犯面は特に心配なかったということもあり、換気が必要な場合は少し窓を開けたりして、凌いでいました。
それが問題になったのは、退去時です。窓にヒビが入ったのは私たちのせいだというのです。換気をせずに調理をしたため熱がこもりガラスにヒビが入ったというのが大家さんの主張なんです。
私たちも反論はしましたが、ヒビなど無かったの一点張り。大家さんは聞く耳持たない状態で、お互いの主張は平行線のまま。
証拠もなかったので大家さんに言われるがままに
結局、私たちとしても二度とお世話になる事も無いし、新しい物件の厄落としと割り切り手切れ金と思って支払うことにしました。
引き渡し時に写真を撮っておかなかった事を後悔しました。日付入りの写真を撮っておけばなと、、、。
以上、私の体験談からもし、内見時や入居時に気になった箇所があれば、必ず写真などで残しておくことをオススメします。なにより、信頼出来る大家さんかどうかの下調べは必要なようです。
大家さんとトラブルにならない為にも
今回のHさん体験談いかがでしたか?実際に大家さんとのトラブルは本当に多いものです。
トラブルに遭遇しない為にも
- 気になっている部屋が管理しているのは『会社』・『大家さん』かを確認する
- 大家さんが管理の場合は不動産屋の担当者に評判を確認をする
- 内見の際に、室内がキレイに修繕されているか?、共用部分(廊下や駐車場)の管理が行き届いているかを確認する
- 礼金などが相場どおりか?(法外な金額の場合は注意)
この点をおさえておくだけで、未然にトラブルは防げるかもしれません!
ぜひ、お部屋さがしのさいは活用してみてくださいね。
ちょっと、チェックするだけで、未然に防ぐことができますよ!