- 神奈川県 30代 女性の体験談
- 2人住まい (ご夫婦)
私たち夫婦は、2008年から2009年にかけて3ヶ月くらい新築の建売住宅、中古住宅、土地を見てまわり、2009年2月に新築の建売住宅を購入しました。
その頃はちょうどリーマンショックが起こって景気が悪くなっていたため、不動産市場も冷え込んでいて、建売住宅は供給過剰になっていたのでずいぶんと値引きされていました。
しかも販売先の住宅メーカーと仲介先の不動産会社の決算が近かった為、更に値引きをしてもらうことができました。今考えると投げ売りの状態だったと思います。
おそらく土地の値段分くらいで住宅を購入できたと思います。最初は土地を買って家を建てる事を検討していましたが、土地の値段はあまり値引きしてもらえませんでした。土地だけよりも上物があるの方が販売先は値引きしやすいようで、世の中の経済状況の影響を強く受ける印象でした。
中古住宅もずいぶんと値下がりしていました。住宅を購入した当時は、少しお得に購入できてラッキーだったという認識でしたが、2、3年前に隣りの空き地に住宅が8棟建った時の売り出し価格を見てびっくりしました。
隣りの新築の建売住宅はうちと同じ位の敷地面積なのに1000万円くらいも値段が高かったのです。更に、購入時に住宅ローンを組むと利息の分が上乗せされるのでそれ以上違うはずです。
もちろん実際に購入する時は少々の値引きはあるでしょうが、それでもうちの同じ値段には絶対にならないのでタイミングは重要で、うちは良い時期に買ったと実感しました。
都会の駅前マンションくらいしか買った時より値上がりしたりしないでしょうから、安く購入できる事に越したことはありません。安かったからといってその後のアフターサービスが悪い訳ではもちろんなく、住宅メーカーの方には申し訳ないくらい丁寧に対応してもらっています。
リフォームする時期が来たら、またこのメーカーにお願いすると思います。ただこの時期に購入して困った事もありました。
景気が悪い時期だったので、銀行が住宅ローンの審査に慎重で、その頃は主人が転職してからまだ1年しか経っていなかったので、単独で住宅ローンを組めず、私とのペアローンになった事と結局、メインバンクの地銀に貸してもらえず、都市銀行に新しく口座を作る事になった事です。
私たちは2人とも食品会社勤務だったので、ありがたいことにリーマンショックの影響をほとんど受けずに済んでいたのに、まさか住宅ローンの審査で苦労するとは思っていませんでした。
2人とも正社員でも、転職間もなかったりすると苦労します。この頃は建材の値段が上がったり、人手不足で人件費が高騰したりしているので、なかなか住宅の販売価格は下がらないようです。
また、リーマンショックのような大きな景気後退はそう何度もないでしょうし、不景気にならないに越したことはないと思います。
しかし、業者の決算時期や不景気で在庫を抱えている時があれば、お得に住宅を購入できるかもません。例えば、消費税の増税後や東京オリンピックの後はもしかしたらチャンスかもしれません。
もちろん、住宅を購入したい時が購入する時期なのですが、もしタイミングをはかれるなら庶民にとっては100万200万違うだけても大きいと思います。