引っ越しを終えると、「これから新生活が始まる」となんだかわくわくした気分になりますよね。
ただ、その高揚する気持ちを一瞬で奪い取る生物がいます。
それは、「虫」です。
このような虫対策として有効なのが、バルサンです。
しかし、バルサンについてあまりよく分かっていない人もたくさんいると思います。
そこでこの記事では、バルサンとは一体何なのか、効果的な使い方や注意点はあるのかということについて、詳しく解説していきます。
目次
バルサンってそもそも何?
バルサンというのは、簡単にいってしまうと虫が嫌いな成分を放ち、広範囲の無視を駆除できる薬剤のことです。
後程解説しますが、このバルサンには、
- 煙タイプ
- 水タイプ
- キリタイプ
という3つのタイプがあります。
バルサンはどのタイミングで焚くべき
では、バルサンというのは一体どのタイミングで焚くべきなのでしょうか。
荷物を搬入する前
基本的には、物件を契約して、物件のカギを貰った段階でバルサンを焚くことが大切です。
つまり、家具を運び込む前ということです。
家具を搬入してからバルサンを焚くと、家具と床の隙間などが虫の逃げ場になってしまい、効果が半減してしまう可能性があるのです。
また、バルサンの煙で家具が傷んでしまう可能性がありますので、できるだけ何もない状態でバルサンを焚くことがおすすめなのです。
夜の時間帯
バルサンで駆除したい虫ナンバー1は、「ゴキブリ」だと思います。
ただ、ゴキブリは夜行性です。
日中は洗濯機や冷蔵庫などの暗がりに潜んでいて、夜になるとごそごそと動き始めることが多いです。
このような習性を利用して、夜の時間帯でバルサンを焚くことをおすすめします。
そうすることで、効率的にゴキブリを追い払うことができるでしょう。
バルサンには種類があるって本当?
先ほども解説したように、バルサンには、
- 煙タイプ
- 水タイプ
- キリタイプ
があります。
では、それぞれのタイプにはどのような違いがあるのでしょうか。
煙タイプ
まずは煙タイプです。
これは、他の種類に比べて効き目が高く、熱を使って散布していきます。
ただ、煙が出ますので、賃貸物件、特にアパートでの使用はあまりおすすめできません。
水タイプ
続いては、水タイプです。
水タイプというのは、バルサン独特のにおいと煙を抑えることができるため、ストレスフリーで使うことができます。
そのため、一軒家に限らずアパートやマンションなどでも使用することができるでしょう。
キリタイプ
最後はキリタイプです。
このタイプのバルサンは、煙がほとんど出ませんので、アパートやマンションなどの集合住宅でも問題なく使用することができます。
ただし、散布範囲が比較的狭いため、部屋全体に効率的に散布することは難しいと言えます。
バルサンを焚く時の注意点は?
では、引っ越し時の強い味方となるバルサンを焚く時には、一体どのような事に注意すればよいのでしょうか。
記載された使い方を守る
キリタイプや水タイプのバルサンを使うと、「これ本当に効果あるのか?」と思ってしまいがちです。
そのため、中には記載された量を守らず、増量してしまう人もいるのです。
しかし、バルサンというのは、使用量を増やしたところで効果が強まるわけではありません。
逆に、匂いが取れなくなってしまったり、薬剤が染み込んでしまったりする可能性がありますので、記載された使い方をしっかりと守ることをおすすめします。
1時間以上換気をする
バルサンというのは、人体に有害な物質を放出して、虫を駆除します。
そのため、使用後は最低でも1時間は換気をするようにしましょう。
製品の中には、30分程度の換気で問題ないと記載がある場合もありますが、特に小さい子供やペットがいる場合は、念のため1時間ほど換気をしておくことをおすすめします。
火災警報器に注意
バルサンを使用する時には、火災警報器に注意する必要があります。
そうでないと、バルサンの煙を感知して火災警報器が作動してしまい、周囲に迷惑をかけることになってしまうのです。
そのため、バルサンを焚く前は、火災警報器にビニール袋を巻き、しっかりビニールを固定してから使うことをおすすめします。
ただし、火災警報器のタイプによっては、バルサンに反応しないことがありますので、バルサンを焚く前に管理会社に連絡を入れて、確認してみることをおすすめします。
賃貸でのバルサンのまとめ
引っ越しが決まり、新居のカギを貰ったら、まずはバルサンを焚きましょう。
バルサンを焚くことで、物陰に隠れているゴキブリなどの害虫を駆除することができ、気持ちよく新生活をスタートしていくことができます。
しかし、バルサンにもタイプがあり、尚且つ注意するべきことがあります。
使用する時には今回紹介した注意点をしっかりと確認して、自分の家に合ったタイプのバルサンを選ぶことをおすすめします。