現在、転職活動中の人や個人事業主としてスタートを切ろうとしている方、学生さん、新生活はさまざま理由があってお部屋さがしをしていると思います。
でもお部屋を借りる時こんな不安を感じることはありませんか?
・無職だけど部屋は借りられるの?
答えは、無職でもお部屋は借りられます。
しかし、お部屋の選択肢が少なくなったり、入居審査が有職者の方と比べると、厳しくなりやすいのも事実です。
実は、誤った知識でお部屋探しをしてしまうと、せっかく気に入ったお部屋が無職などを理由に借りることが出来なくなってしまうかもしれません。
ここでは現役不動産屋が教える、無職でも気に入ったお部屋に入居する方法をお伝えします。
- 仕事を辞める予定だから今のうちに部屋を借りた方が良いの?
- 現在会社の寮に住んでおり、会社をやめたら退寮しないといけない!
- 在籍中の会社を辞めて独立するために、引越ししたい!
- 無職のため、なかなか気に入るお部屋を紹介してくれない!
- 無職が原因で、入居審査が通らない!
- 無職なので、不動産屋が部屋を紹介してくれない!
1つでも当てはまっている人。こちらの記事を読めば大丈夫!
無職だとしても気に入ったお部屋を見つけ入居することができます。
目次
- 賃貸の入居審査とは
- 無職を理由により入居審査が通りにくくなるワケ
- 無職が原因?審査が落ちやすい人
- 無職になることが分かっているなら先に賃貸を借りよう
- 無職の方におすすめの不動産屋の選ぶコツ
- 無職でも入居審査を通りやすくする方法10選
- 1無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法①:親身に対応してくれる営業担当者を見つける
- 2無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法②:貯蓄がある場合は預貯金で入居審査をかける
- 3無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法③:不動産屋に訪問の際は身なりをきれいにして印象を良くする
- 4無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法④:営業マンに家賃の支払いについてしっかり答えられるようにしておく
- 5無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法⑤:しっかりと計画を立て、事前にお部屋探しをする
- 6無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法⑥:引越の理由を明確に答えられるようにする
- 7無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法⑦:不動産屋訪問時に受付やお申込書は丁寧に記入する
- 8無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法⑧:保証会社の審査で入居できるお部屋を選ぶ
- 9無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法⑨:親に契約者になってもらう
- 10無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法⑩:賃貸契約の為にバイトを始める
- 最後11選目~素敵な営業マンに出会うために行動しよう!
賃貸の入居審査とは
お部屋を借りたことがある人はご存じかと思いますが、お部屋を借りる時には入居審査が必ずあります。
流れとしてはお気に入りのお部屋を見つけたら入居申込書を記入し、管理会社や大家さんから入居の承諾をいただく必要があります。
では管理会社や大家さんはどのように審査をしているのか?
①家賃を払う為の継続的な収入→どんな仕事をしている?
②収入に対して適切な家賃→毎月の収入額は?
③どのような人物→仕事の勤続年数は?
④家賃が払えなくなった時の代わりの人→誰を保証人でつけられる?
青マーカーで引いたところが、ほとんどの入居申込書の項目として設けられています。
入居申込書に記入された項目欄を管理会社や大家さんの審査基準に満たしているかをチェックしているのです。
また、最近では保証人の代わりに「保証会社」の加入を入居条件としている賃貸物件も多く、その場合は管理会社と大家さんの審査+「保証会社」の審査があります。
でも、「保証会社」の審査も青マーカー引いた項目が一般的です。そのようなことから、保証会社の審査が通れば、管理会社や大家さんも審査OKを出すことが多いんですよ。
保証会社とは・・・保証人の代わりを請け負っている会社です。
従来の保証人だけだと、万一家賃の滞納があっても保証人から支払ってもらうことができなかったり、入居者も保証人と契約時書類を交わす必要があったりと、大家さん入居者さん共にメリットがあります。
ただ、中には「保証会社」と「保証人」がそれぞれ必要といった物件もあります。
無職を理由により入居審査が通りにくくなるワケ
ここまで賃貸の入居審査がどのようなものか分かっていただけたと思います。
先ほどの入居申込書の重要項目欄4つの内3つが無職だと記入ができなくなってしまうのです。
①家賃を払う為の継続的な収入→どんな仕事をしている?
②収入に対して適切な家賃→毎月の収入額は?
③どのような人物→仕事の勤続年数は?
④家賃が払えなくなった時の代わりの人→誰を保証人でつけられる?
こんな感じですね。
大家さんや管理会社は無職により、家賃の支払いに不安を感じます。しかし、それ以上に入居申込書の項目が未記入になり、どんな人かが判断できなくなってしまうのです。
それが大家さんや管理会社の不安要素になり、無職による入居審査のハードルを上げてしまうのです。
無職が原因?審査が落ちやすい人
ここでは先ほどの「入居申込書の重要項目4カ所」以外で入居審査が落ちやすい人の特徴を見ていきましょう!
お部屋を借りる理由を話さない
お部屋を借りる理由は人それぞれですよね。結婚などのポジティブな引越もあれば、人には話しにくい訳あっての引越もあります。
不動産屋の営業マンに引越理由を1から10まで全部話すことはないですが、あまりにも引越す理由を話さないと、どうしても不信感をいただいてしまいます。
特に不動産仲介の営業マンは、お申込みをいただいた後にスムーズに入居審査を通すことも仕事の1つですから、できる限り引越の理由を伝えた方が良いです。
営業マンも引越理由を教えいただけないお客さんよりも、ある程度相談してもらえるお客さんの方が親身に対応していただけるはずです。
そのように営業マンはお客さんのお部屋探しの背景を知ることで、お客さん一人一人に適したアドバイスや対応をしてもらえるんですよ。
過去に家賃の滞納や未払いがある
過去に家賃の滞納や未払いがある場合は、入居審査で不利になることが多いです。
滞納履歴のある管理会社で再度お部屋を探す場合も難しくなります。
また、以前に保証会社に加入していて滞納履歴がある場合は、たとえ新しいお部屋が異なる保証会社でも情報を共有していることが多く、入居審査に不利になることがあるでしょう。
クレジットカードの滞納や未払いがある
賃貸物件の中にはクレジットカードを発行する信販会社が家賃の引落し代行を行っていることも多いです。
その場合は家賃の引落しを代行する以上、信販会社での審査があります。
クレジットカードの滞納や未払いは信用情報機関に記録されてしまいます。いわゆるブラックリストです。
ブラックリスト入りしている場合、信販会社の審査は難しくなるでしょう。
しかし、賃貸物件は信販会社の審査のみ、といったところは多くはありません。
大体のところが、信販会社がダメだった場合、信販会社系列ではない保証会社の審査が通ればOKといったケースが多いです。
実務を行っている私が実感することは、それだけ信販会社の審査は厳しいのです。
管理会社や大家さんもできる限り入居したもらいたいですし。
信販会社の審査に不安がある場合は、事前に営業マンに相談しても良いと思いますよ!
無職になることが分かっているなら先に賃貸を借りよう
ここまで読んでいただき審査にはいくつかのポイントが分かりました。
さて、話を戻します。
もし、あなたが現在会社に在籍中であれば、無職になる前にお部屋を決めてしまいましょう。
例えば、「退職に伴い現在住まいの寮を退寮する場合」や「仕事を辞めて独立に伴い拠点を変える」場合などです。
なんだかんだ、会社員とったブランドがあるのです。
入居申込書のすべての欄を記入することもでき、あなたがどういった人物かを大家さんや管理会社にアピールすることもできるですよ!
特に大家さんが管理しているお部屋などは、大家さん自身が人柄で選ぶことも多いので、申込書の内容は重要になってきます。
ただ、退職が決まっている場合は事前に営業マン相談しておきましょう。営業マンが事前に大家さんに相談してくれる可能性が高いですよ!
無職の方におすすめの不動産屋の選ぶコツ
不動産屋の選び方でお部屋さがしは大きく変わってきます。
特に無職の場合は、お部屋の紹介や入居審査の過程が重要になるので、どんな不動産屋で部屋を探すかで、入居までの道のりが変わってきます。
ここで無職の場合の不動産屋の選ぶコツを見ていきましょう。
賃貸仲介専門店で探す
無職での審査などに不安を感じている場合は賃貸仲介専門店がおすすめです。
お部屋の紹介を行っている不動産屋は沢山あります。不動産屋はそれぞれ得意分野もあれば不得意分野があったりします。
具体的に不動産屋でも売買を専門に行っており、片手間で賃貸の紹介をしている不動産屋もあれば、賃貸に特化した不動産屋もあります。また、自社の賃貸物件だけを取り扱う、管理会社もあります。
同じ不動産屋でも、得意分野でまったく業務内容が異なるのです。
そこで数多くの人を仲介している、「賃貸仲介専門店」がおすすめです。「賃貸仲介専門店」の営業マンであれば無職の方の仲介も数多く手伝いをしています。
賃貸に特化した営業マンだからこそ、審査を通す・通りやすいお部屋の情報をもっているのです。
また取り扱い物件数も多いので、あなたに合った条件でお部屋をご紹介することができるんですよ。
ポータルサイト掲載数が多い不動産屋で探す
今ではネットで物件情報を探す方も多いですよね。不動産ポータルサイト(スーモやライフルホームズ)などで不動産屋から探すこともできます。
そこで取り扱い物件数が多い不動産屋で探すのもおすすめです。取り扱い物件数が多ければ、例え無職でも審査が通りやすいお部屋に出会えますよ!
【参考に】不動産ポータルサイトは沢山あり、どこが良いか迷いますよね。必ずキャッシュバックとしてお祝い金がもらえるサイトがあります。不動産屋で探すこともできておすすめです!
実際に物件を問い合わせして親身な対応の不動産屋を見つける
不動産屋探しで私が一番おすすめするのが、実際にお部屋をお問い合わせしてみるです!
ただ問い合わせをするだけではなく、ポイントがあります。
それは、お問い合わせのときに、「無職であること」「これから無職になる可能性があること」を一言伝えてみましょう。
お問い合わせはメールでも電話でもどっちでもOKです。お問い合わせの物件についても、正直なんでもいいと思います。
ここでは、親切に対応してもらえるかを見るだけです。
そこで親身に対応してもらえたり、感じの良い返信がきたら、その不動産屋や営業マンのいるお店に訪問してみましょう。
不動産屋の選び方ならこちら↓↓
無職でも入居審査を通りやすくする方法10選
審査を通りやすくするコツは存在します。
いっけん難しいと思われる無職でも入居審査を通りやすくする方法をおしえます!
1無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法①:親身に対応してくれる営業担当者を見つける
営業マン次第で審査の可否が大きく変わります。
まず物件によって、無職でも通りやすい物件もあれば、無職だと審査が厳しい物件が存在します。それぞれお部屋には大家さんが異なり、大家さんにより審査の基準がちがいます。
営業マンが大家さんに審査の打診をしてるか、していないかで結果が変わります。例えば、営業マンから大家さんに「無職の理由」や「家賃が払える理由」をしっかり説明してもらうだけで、審査が通りやすくなります。
また、信頼のある営業マンであれば、この営業マンが紹介してくれるならといったこともあるかもしれません。大家さんから信頼のある営業マンは、お客様にとっても魅力のある営業マンです。
そんな信頼できる営業マンを見つけましょう!
2無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法②:貯蓄がある場合は預貯金で入居審査をかける
無職の場合に審査の厳しくなる理由は、継続的な収入がないことがあげられます。
継続的な収入がなくても一定の期間、家賃を支払いができる証明を出せばいいのです。
それが、預貯金です。預貯金の証明を出すことができれば、たとえ無職でも、『家賃の支払い能力がある』と見なされ審査は格段に通りやすくなります。
お問い合わせして不動産屋に訪問だけでお金がもらえる賃貸サイトの仕組み
3無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法③:不動産屋に訪問の際は身なりをきれいにして印象を良くする
不動産屋に訪問するときは、意識して身なりをきれいにしていきましょう。
不動産屋の営業マンは数多くのお客さんと接しています。そのこともあって、人を見抜く力をかなりもっています。
営業マンは初対面時から会話中の仕草や特徴でどのような人物かを感じとっています。もちろん身なりについても、どんな人かを知るための重要な情報元です。
であれば身なりをきれいにして、印象良くしましょう。営業マンに良い印象を与えることができれば、たとえ無職であっても、審査の後押しをしてくれることでしょう。
4無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法④:営業マンに家賃の支払いについてしっかり答えられるようにしておく
「家賃はどのように支払いますか?」不動産屋の営業マンはこんな感じのニュアンスの質問を必ずしてきます。(もちろんプロなので言葉を選んできますが、、、。)
そんな時に、家賃を支払える根拠をしっかりと説明しましょう。
①の預貯金も家賃の支払える根拠になりますし、仕事以外の収入があれば、しっかりと説明ができるようにしときましょう。
5無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法⑤:しっかりと計画を立て、事前にお部屋探しをする
入居までの日数の余裕をもってお部屋探しをしましょう。
賃貸物件はそれぞれ大家さんが違います。大家さんいよっては、無職に対して理解ある大家さん、そうではない大家さんといます。
もし入居までの日数が残りわずかですと、どうしても選択肢が少なくなってしまいます。また、お部屋探し中も焦りがでてしまい、結果うまくいかなくなってしまいます。
こういった理由から、できる限り余裕をもったお部屋探しをしましょう。
6無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法⑥:引越の理由を明確に答えられるようにする
始めに大家さんや不動産屋さんに、引越理由をしっかりと伝えましょう。
それはなぜか?大家さんや不動産屋は案外引越理由を気にするものです。
- 「入居してからトラブルが発生しないか」
- 「家賃はしっかりと支払ってもらえるか」
特に大家さんはこのような不安を感じながら、入居者を募集しています。
もし、引越理由が明確でなかった場合、どうしても不信感や不安を感じてしまうのです。
逆に引越理由が明確であった場合は、例え無職であっても、理由によっては理解を示し受け入れてもらえることも良くあります。
7無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法⑦:不動産屋訪問時に受付やお申込書は丁寧に記入する
お部屋探し時は何かと書面を記入することが多いです。一番始めの書面が不動産屋に提出する受付です。
不動産屋の担当者は、受付が丁寧かどうかを案外見ています。もし、乱雑な書き方だったりすると、決して良いイメージ持たれません。また、大家さんに提出するお申込書もそうです。
お部屋の申込時は大家さんと面談することは少なく、書面と不動産会社担当者からのヒアリングで判断することが多いです。
その為、大家さんの第一印象は入居申込書の書き方に左右されるのです。特に無職の場合は、勤務先欄の記入がないため、それ以外の、「丁寧さ」「細かさ」を重視されます。
このような理由から入居申込書などの書面は乱雑に書いて、減点されるようなことがないようにしましょう。
8無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法⑧:保証会社の審査で入居できるお部屋を選ぶ
今では保証会社契約が必須が多くなっています。その理由は、保証会社に加入していただくことにより、大家さんとしては家賃の滞納リスクがなくなるのです。
簡単に言うと、万が一滞納があっても、入居者の代わりに保証会社が立て替えてくれるので、家賃は入金されなくて困るといったことがなくなります。
そんなこともあり、仮に無職でも保証会社に加入すれば承諾いただけるお部屋は多いのです。
しかし、保証会社にも審査があるので保証会社の承認を貰う必要があります。通常、無職の場合は「別で保証人を1人つける」・「通帳などを提示する」といった方法があります。
保証会社により、基準が違うので、取扱いの担当者に確認をしてみると良いでしょう。
9無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法⑨:親に契約者になってもらう
無職で契約ができない場合は、お仕事をしている親に契約者になってもらいましょう。
簡単に言うと代理契約になります。
お部屋によっては理由あっての代理契約がOKな場合が多く、(この場合、理由あっての無職など)もし親の協力を受けることが、代理契約をしてもらいましょう。
また、場合によっては無職の本人契約で、連帯保証人を親といったケースも多いです。連帯保証人は契約者と同じと考えられる為です。
10無職でも賃貸の審査を通りやすくする方法⑩:賃貸契約の為にバイトを始める
どうしても気に入ったお部屋が無職では入らない場合は、とりあえずバイトを考えて見ましょう。
バイトや仕事が決まっていれば、内定証明書で賃貸物件の審査をかけることができます。仮に日雇いのバイトでも、審査承認の要件になることはあるので、不動作会社の担当者に相談してみると良いでしょう。
最後11選目~素敵な営業マンに出会うために行動しよう!
審査のコツ10選+不動産屋の選び方を書いてきました。
このように沢山の方法があるのですが、どの方法もキーパーソンがいてのことです。
そう!そのキーパーソンは不動産会社の担当者(営業マン)なのです。
お部屋さがしをする人は、必ず何らかの理由があっての引越です。そんな理由をしっかり受け止め、親身に対応してくれる営業マンに出会いたいですよね。
この記事でご覧いただいたポイントを頭に入れ、まずは不動産屋さんにお問い合わせしてみてください。
もしそこで親身な対応をしていただけないようであれば、違う不動産屋さんにお問い合わせするべきです。
ここで一点気をつけてほしいのは、同時に並行して4社以上にお問い合わせするのはやめましょう。
できれば1社だけ、もしダメそうであれば次の1社といった感じですね。
急ぎの場合でも2~3社ぐらいに抑えたいところです。
営業マンも人です。「今〇〇さんのみでお部屋を探している」と言われると、営業マンも「なんとかしたい」とより親身になってくれるものです。
そのように営業マンと良いコミュニケーションを築けば、素敵なお部屋が見つかります。
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無職が原因でお部屋さがしに悩む方に向けて書きました。かなりボリュームがあります。目次で気になるところをタッチして読めます。
でも、良ければ初めから読んでくださいね!