人生で何度もない買い物のマイホーム。せっかくマイホームを建てるなら、色々と調べ、自身が納得したものを建てたいですよね。
一度マイホームを建てたらやり直しはきかないので、風水や家相などを調べ、こだわる方も多いです。
ですが、今回は家相にこだわりすぎてしまったがために、、、。といったSさん(仮名)の体験談を見ていきましょう。
占い師に家相についてアドバイスをもらうことに
- 三重県 40代 女性の体験談
- 4人家族(夫婦・子供2人)
私たち一家は今から4年半ほど前に新築物件を建てました。夫の実家の隣には大きな敷地があり、そこに家を建てるということで費用は住宅にかかるものだけでとてもお得に建てることができました。
家の間取り図に関しては知り合いの占い師の方に家相に関してのアドバイスをもらいながら夫が検討したのですが、あまりにも家相にこだわり過ぎてしまった結果、室内が快適にならず少々不便な思いをしています。
私たちの家のすぐ近くには墓地が2か所ありますが、いずれも家から見て南側にあります。占い師の方はこの墓地の位置を非常に気にしていて、できれば玄関については墓地の方に向けないようにして作るべきというアドバイスを受けて玄関は東向きになりました。
実はこの間取りを決める時期に私は2人目の子どもを妊娠していており、しかも切迫早産で長期入院中であり間取りについてはほぼ関与していまんでした。私が実際に出来上がった間取りを見たのは退院した後でした。
家相でベランダも東向きに
見てみると玄関は占い師の方のアドバイスに基づいて東向きになっていたのですが、よく見ると2階のベランダの位置も東に、1階の掃き出し窓の位置も全て東向きでした。
このような状態になってしまうとベランダでは洗濯物を干しても1日では乾ききれませんし、1階は日当たりのいいのは午前中の2時間から3時間程度だけということで冬場は室内がかなり寒くなると思いました。
私としては間取りを一部変更したかったのですが、変更の相談をすると建築士さんが工事に入る時期が遅れるしちょうど消費税が増税するかどうかの時期だったので消費税分住宅にかかる費用が上がってしまうということを言われた上、夫からも間取りの変更は反対されたためそのままの間取り図で家を建てました。
完成した念願のマイホームだったが
その結果、夏場は日が朝しか室内に差し込まないので比較的涼しいのですが、冬場は室内にはほとんど日が差し込まないことからとても寒いです。
しかも私の住む地域は山間部で冬は山脈から冷たい風が吹いてくることで有名な地域なので、特に寒いのです。時には室内と外の気温がほとんど変わらないこともあり、暖房は早朝から夜遅くまで使用している状況です。
家相を重視した為に家計にも負担が
そのため今の家に引っ越してからの冬の暖房使用にかかる費用は1か月あたり2万円近くになることもあります。
そして2階のベランダも東向きということで予想通りそこに洗濯物を干すと10月から3月までの時期は半日干した程度では乾かず、特に冬場は全く乾かないことからやむを得ず浴室乾燥機を使用して乾かすということで光熱費がさらにかかってしまっています。
家相も大事だが快適な生活も考える
家相に気を付けるのは一家の将来を左右するかもしれないので重要です。
でも、ベランダや掃き出し窓も同時に東向きにするのであれば、住宅に断熱効果をさらにアップさせたりベランダは南からも日が当たるような工夫を行い、快適に住めるマイホームを作っていくことも大切だと感じました。