誰もが憧れのマイホームを建てることになれば、沢山のこだわりたい箇所がでてきます。
すべての理想を叶えることは難しいかもしれませんが、後悔することがないように家族の意見をまとめ、マイホームの優先順位を決めることが重要です。
マイホーム計画時に、優先順位を決めずハウスメーカーに任せっきりだと、理想のマイホームに中々たどり着けないかもしれません!
今回の体験談を語っていただいたNさん(仮名)。Nさんのご主人は写真家。芸術家が建てるマイホームの体験談をぜひご覧ください。
念願のマイホームを建てることに
- 千葉県 30代女性の体験談
- 3人家族(夫婦・子供1人)
子供が生まれたのを機会に、家を建てようと考えました。住んでいたところの近くに、土地を見つけたので、希望通りの家が建てられるのであれば、購入しようと考えました。
夫は写真家で家で作業することも多かったのです。そのこともあってハウスメーカーの担当者には「作業部屋なども欲しい」と希望すると、担当者は「ご主人は芸術家なんですね!」と勝手に盛り上がっていました。
その日は、一通り担当者に希望の条件や理想を伝え、後日私たちのイメージに近いマイホームを提案してもらうことになったのです。私はどんな住宅を提案してくれるのだろうと内心ウキウキしていました。
マイホームの提案してもらったが、、、
そして約束の当日、見事に期待を裏切られました。
その担当者は「建物は創造を意味する卵をデザインしました。」と卵型の外観を提案してきたのです。その戸建ての中身はデットスペースがたくさんできてしまいました。
部屋ごとにベランダを設置しないとエアコンの室外機が置けないので、各部屋にベランダを作るとちっとも卵型に見えません。
また、「芸術家には気分転換が必要なので、中庭の見えるお風呂にこだわりました。」とのことでした。私たち夫婦はとても目が悪くて、とても中庭は見えそうもありません。メガネをかけていたのに、どうしてそんな発想になったのかわかりませんでした。
他の工務店にも提案を受けたが、、、。
もうひとつの工務店は吹き抜けを取り囲むように部屋をレイアウトした設計図を作りました。発想はとてもよかったのですが、夫婦の寝室と子供部屋が隣り合っているのに、直接アプローチ出来ないのです。
いったん廊下に出て、ぐるっと回る必要がありました。これでは、夜に病気やケガ、地震や火事などいざとなった時に困ります。
どこのハウスメーカー・工務店も、打ち合わせ時にいろいろと希望を言ったのにもかかわらず、希望が伝わっていないことに愕然としました。写真家と言う少数派の職業であることが印象に残ってしまったのだと思います。
マイホームの優先順位をしっかりと考えることに
その後、たまたま知り合った友人が建築学科出身だったので、建築事務所を開いている人を紹介してもらい、無事に家を建てることが出来ました。
打ち合わせの重要性を感じました。
希望は箇条書きにして、優先順位を付けたほうが伝わりやすいです。